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2009年3月2日月曜日

検査結果の記載法

日本でどういうカルテの書き方をするかは知りませんが、質問をされたので、この(→)skeletonというのは、日本では一般的ではないのかもしれません。枠内に書いたのは、すべて、血液検査の結果です。どこもどんどん電子カルテ化する中で、このshorthandを見かける機会は減ってゆくのかもしれませんが、アメリカでは全国的に、当然のように使われる記載法なので、知って損はないかもしれません。症例発表とかでも、出てきます。ちなみに、最後の肝酵素については、病院によって違った書き方をすることがあるようです。

あと、テキストで打ち込んでいる場合は、以下の感じになります。なれていないと、数字と記号の羅列が何の意味だか、わからないかもしれません。

Na / K | Cl / bicarb | BUN / creatinine < glucose

leukocytes > hemoglobin / hematocrit < platelets

興味のある方は、アメリカの医学生が誰でも病棟で携行しているMaxwellを参考にすると、標準値などともに、動脈血ガスの書き方、reflexの記載方法など、いろいろ書いてあって便利かもしれません。

2009年1月22日木曜日

小児科ガイドライン

米国小児科学会「明るい未来」ガイドライン
小児科検診では予防接種以外にも、副流煙、チャイルドシートの使用、母・家族の状態と精神保健などについても、気を遣わなくてはいけない。

あと、幼児期の湿疹などに関するパンフレット。親はたとえ副流煙などに子供がさらされていたりしても、意外とこういう些細なことが心配になるものらしい。

2008年11月2日日曜日

白衣の重み(内科編)

別に、professionalism云々の話をしようというのではない。単純に、白衣にいろいろな本を詰め込んで、重い、という話。内科の入院病棟のローテーションは、誰でも、一番重いという。先日興味半分に量ったら、2.2 kgもあった。肩がこるわけだ。

  • Maxwell Quick Medical Reference... 検査標準値やカルテの記入事項、公式、採血試験管の色など、あんちょこ(ほとんどの同級生が携帯)
  • Pocket Medicine: The Massachusetts General Hospital Handbook of Internal Medicine... 内科あんちょこ(ほとんどの同級生が携帯)。回診の最中などに復習するのによい。
  • The Sanford Guide to Antimicrobial Therapy, 2008 (Sanford Guide)... 抗生物質あんちょこ(ほとんどの同級生が携帯)

  • 学校支給のPalm... ePocratesとUpToDateが入っている。ePocratesは薬が主だが、計算公式も、時々便利。UpToDateは回診の直前に、口頭試問されそうなことを読むのに、便利。蓄電池もPocket PCに比べて長持ちする。
  • 東芝 Genio... 学校で支給されたPalmは日本語ができないため、PDA機能はあまり意味をなさない。EMailは無理にしても、カレンダー・taskはすべて英語で書けばよいのだが、なんといっても漢字は面積あたりの意味内容の密度が高いので、やはり便利。あと、日々使用している暗記ソフトも、PocketPCでないと、動かない。

  • 学校支給のポケベル... これがないと病院では機能できない
  • 聴診器... 記名必須
  • ペン... 指導医に「ペンない?」と聞かれたとき、あるいは患者にものを書かせるときのために、安いペンをいくつか持ち歩く、これは手元に戻ってはこない覚悟。自分用には、書きやすいものを。学生は基本的には黒以外を使用してはならないという、暗黙の了解がある。指導医だと青いペンを使ったりする人もある。
  • メモ用のノート(小)
  • メモ用のindex card/付箋... 人に渡す場合に便利
  • 定規
  • pocket light... 一応PERRL(pupils equal and round, reactive to light)と書くのに必要
  • reflex hammer... 先日ある先生に、「neurologyに少しでも興味があるのなら、もう少し重量感のある、ましなreflex hammerを使うべきだよ」といわれてしまった。その先生の重いのを使うと、確かに、腱反射がとてもとりやすい。でも、肩が...
  • 手袋
  • 消毒用アルコールガーゼパック... USMLEの規定では、聴診器の使用後は毎回アルコール消毒するか、ないしは、聴診器のあたまに手袋を被せて、患者に直接触れないようにしなければならない。そんなことを普段する人はいないわけだが、この消毒ガーゼ、食後の手拭きなどとして、意外と便利。
  • GUAIACカード... 1,2枚ポケットに忍ばせておいて、損はない。

  • Clinician's Pocket Reference... いわゆるScut Monkey Handbook。検査内容、手技など、Maxwell よりもだいぶ詳しいが、重いので携行はやめようかと思う。急に、「ちょっとparacentesis」とかいうときに、復習に便利。
  • Bates' Pocket Guide to Physical Examination And History Taking... 週に1回くらい、見たくなるが、これもちょっと不必要であろう。

というので現在は、腰巾着みたいなのを買って、白衣の下に装着している。肩への負担は、だいぶ減った。

2008年10月21日火曜日

Clinical websites

アップデートしました

Cardiology
●●●●○ http://www.blaufuss.org/... EKG, heart sounds
●●●●○ ECG Web-Maven

Radiology
●●●●○ Learning Radiology
●●○○○ Lieberman's eRadiology

General
●●●●○ Medfools... メモ用の雛形など
●●○○○ Learners' TV
●○○○○ Connecticut Tutorials

2008年9月20日土曜日

Podría morir...

...あんた死ぬかもしれないよ

いやまあ、文字通りなんだけれども、教養ではこんないいまわし、さすがに登場しなかったな。ということで一生懸命、「医療従事者のためのスペイン語」というCDをMP3プレヤーに入れて、通勤中に練習している。本当はドイツ語の方がやばいのだが。


ある病院で産婦人科をやると、患者の大半が英語を話さない移民らしい。少しくらいできないと病歴も全くとれないよ... と同級生から聞きつけて、また少し、スペイン語でも復習してみようかというわけ。なんたるサービス精神。でも、やることの数を少し削減しないと、パンクしちゃいますね。

2008年9月10日水曜日

Physical examinationビデオ講義

早くも後1.5週間で精神科は終わり。次なる関門は、3ヶ月の内科。Georgetown入院病棟で1ヶ月、地域の医院で外来1ヶ月、関連病院の入院病棟で1ヶ月。

精神科から救急に送られて、ざっと診察するだけでもあたふたしているのに、このままだと内科はヤバイ。第一、聴診器とかそういう授業はM2でやったが、もう、5年近く前の話。で、Georgetownの内科は特に診察に関しては厳しいといわれる。そこら辺、何とかしなくてはならない。



ちょっと前に知ったのだが、便利なことに、Physical Diagnosisの手ほどきビデオが無料で視聴できる。ごく普通のphysical diagnosisの講義だが、復習にちょうどよい。あと日本の学生の方は、留学の際に特にこういうのが参考になるのかもしれない。

あと、医学部で学んだことのない方は、解剖のビデオとかもあるので、おもしろいと感じる方もあるかもしれない。ただ、あの臭いと、人体がモノとなった触感は、なかなかビデオでは伝わらないのではあるが。

2008年8月22日金曜日

病院インターネット

レジデントと話していて、Dubinという、みんなが一度は読む心電図の教科書の話になった。このDubin氏、小児虐待だか猥褻だかで免許剥奪になった医者だというのは有名な噂だが、この噂の審議やいかに、という話題になった。

じゃあ、インターネットで調べようということになったのだが、レジデントは「molestation」とかそういうキーワードはまずいだろう、と「dubin child」を調べた。企業とかはよく、社員のインターネット利用を監視しているというが、病院のインターネットで変なのを調べてもやはりまずいのだろう。研究者とかは、そういう保身の態度はふつう全くないので、ちょっとカルチャーショック。病院という所は、研究室のような遊園地ではなく、本当の職場なんだな。

2007年8月27日月曜日

解剖学ソフト

学校の図書館で新しい解剖学ソフトを契約したので、試用してみた。

Interactiveと銘打ってはいるものの、実際の画面はビットマップで、完全にInteractiveではない。ただ、ほとんどリアルタイムで実際の解剖のようにはがしていけるし、クリックすると説明が出てくる。まあこれは技術的には大して難しいことではないので、遠からず実現するだろう。なにより、実際の解剖とは違って、各部位がはっきりと見えるし(あるかないか疑わしいような神経を含め)、何より、臭くない。

外科実習に入る前にこれで一通り復習しようかと思う。






2007年4月15日日曜日

手技学習ビデオwebcast

仕事でNew England Journalのwebsiteをのぞいたら、こんなものが。まだ8種類だけではあるが、手技の手引きビデオである。残念ながら、雑誌購読者(あるいは契約している大学構内)でないと見られないらしい。

しばらく見入る。来年の夏からは、こういうことをやっているのだろうか。