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2010年2月6日土曜日

2 weeks

アメリカの医師免許試験であるUSMLEは3段階に分かれている。Step 1 (メディカルスクール2年目), Step 2 (メディカルスクール4年目), Step 3 (研修一年目)。Step 2にはさらに、合格・不合格だけの実技の部(Step 2CS)が課せられているが、これは基本的にアメリカ人は落ちないので、廃止が検討されている (5年位前まで、この実技試験は外国医学部卒業者のみに課されていたものだが、その制度に戻そうという計画が検討されているのだ)。

で、このStep 1, 2, 3についてよく言われるのが、「2 months、2 weeks、2 #2 pencils」。#2 pencilとは、日本で言うとHBよりもちょっと硬めの、標準的な鉛筆硬度である。ようするに、最初のStep 1はメディカルスクール2年生の最後と夏休みを全部費やして、2ヶ月間勉強するが、Step 2は2週間、Step 3はまったく勉強せずに鉛筆を2本だけ用意する、という意味。もっとも筆記からコンピュータ試験に移行してだいぶ立つので、この「2 #2 pencils」という洒落も通じなくなってくるのではあろうけれども。

たいていの場合は研修マッチ時点では、Step 1のみの点数が出ている状態なので、Step 2の点数はあまり重要でない。逆に、Step 1が振るわなかった場合は、点数がマッチ前に出るように早めにStep 2を受けて、名誉挽回を目指す場合もあるが、その場合を除いては、先々よっぽど競争の激しいFellowshipに応募するつもりでもなければ、Step 2は合格さえすれば良いのである。だから2 weeks。そして、日々の労働で疲れきったインターンが受けるStep 3という最終段階は、鉛筆だけ。

いずれにしても、Step 2CKまで2週間をきった今、勉強しなければ、というところである。

2009年1月30日金曜日

OSCE

今日はUSMLE Step 2CSの模試みたいなのをやった。USMLEは国家試験のようなものだが、その一部に、模擬患者(Standardized Patient)を診察する。1日がかりの大試験が含まれているのだ。

クラスメートは皆、2回目で余裕という感じであった。10人のグループで、一人ずつ、学校のOSCE教室にある10個のの模擬診療室に分かれ、10人の役者をそれぞれビデオされながら診察する。

僕らが1,2年をやった頃(4年前)はなかった企画なので、僕はちょっとあたふたしてしまった。で、いろいろルールがあるのだが(pelvic, rectal, breastは禁止、やる意志だけ告げる、など)、そんなことを考えるだけで頭がいっぱいで、本当に模試があってよかったと思う。まあ、どこまでちゃんとやればいいかなど、次回はルールをもう少し予習した上で望んだ方がよかろうと思う。

2008年11月1日土曜日

Normal Values

臨床の現場でも、全国共通のshelf exam*についても、USMLEについても、検査のreference rangeをおおよそ覚えている必要がある。ShelfやUSMLEではreference rangeの一覧が与えられるが、時間制限が甘くはないので、いちいち参照していてると見直しなどの時間などがとれない。Roundsなどで、CBC/Chem-7/LFT以外の検査でも覚えていないと、いちいちMaxwellなんかを参照することになって、恰好わるい。

以下20頁などを参照。
http://download.usmle.org/2009step2ck.pdf

*shelf exam... 各科のローテーションの最後に行われる試験、USMLEと同じ協会が発行している

2008年10月12日日曜日

USMLE Step1 廃止(3)

USMLE Step1 廃止
追、USMLE Step1 廃止

当座、臨床への興味が薄れてきたので、最近の動きをあまりフォローしていなかったのですが、コメントがあったのでUpdateです。改革計画は少々遅れをとりながらも検討は着実に進んでいるようです。いまのところでは、改革は早くとも、2012年、ということになっているそうです(以前は2011年以降から、ということであった)。今までのカリキュラムのなかで、Step 1は重要な役割を占めてきたため (たとえば、Step 1を進級判定にもちいたり、マッチの脚きり基準となったり)、なかなか、容易には変更できないのが、現状のようです。

変革の要点は特に、臨床と基礎の複合問題を多く作成することと、Step 2 CSが医学生に強いている財政負担を軽減することに焦点が当てられているようです。1点目については、USMLEの問題作成にかかわっている先生方も、徐々にそういう動きが準備されているようです。

また、情報が手に入れば、ご報告します。



参考リンク
USMLE サイト
解説記事 1
解説記事 2

2008年10月4日土曜日

Multisystemic Diseases

今朝のmedical studentの症例検討会は、おそらくWegener granulomatosisが濃厚、ということに。で、取り仕切っている先生が面白いことをいっていた。

曰く、USMLEやshelf試験は、どの臓器が何%、という出題基準が細かく決まっているので、複数の臓器がかかわってくる疾患が好まれるのだ、と。Wegenerとか、SLEとかはだから特に、好まれるのだ、と。一問で、複数のノルマを満たせるらしい。まあ、いわれてみれば当たり前だが、この先生はrheumatologistなので、ほんのちょっと、眉唾。

2007年4月21日土曜日

追、USMLE Step1 廃止

2008年入学クラスから新制度導入を検討しているとのこと。つまり、今年の秋に入学するクラスが最終Step 1受験学年となり、2009年が最終のStep 1実施になるかと予想されますが、移行措置などについては情報がありません。

この新制度は、MD/PhD課程の学生にとっては大変不利。3~5年間休学して博士を取得して医学部に復帰した3年生の終わりに、3~5年以上前にならった基礎科目も含む試験を受験しなければならない... その点数でレジデンシーの先が決まる。

2007年4月18日水曜日

USMLE Step1 廃止

本日、カリキュラム担当のDeanと面会して、来年以降のPhD課程からMD課程への移行について相談した。そこで衝撃の事実、「君には関係ないけれどね、...

2010年入学者?だかから、USMLE(アメリカの医師国家試験)の仕組みが変わるという。今までは、3段階に分かれていた。
= Step 1(基礎)... medical school 2年卒業時
= Step 2(臨床知識・臨床技能)... medical school4年次
= Step 3(臨床知識)... 研修医1年目

Step 1を廃止して、Step 2と統合するという(基礎学科の知識を、Step 2の質問に織り込む)。さらに、この新Step 2はmedical schoolの3年次に受けるように変わるという。4年だと、研修医先の病院にマッチで出願する際、Step 2の点数がぎりぎりになるということや、Step 2の実技試験導入で学生の負担も大分増加したことなども関連しているのだろうか。

USMLEのホームページを見ても書いていないようなので、まだ内定段階かもしれませんが。