2007年3月31日土曜日

駒なめて いざ見にゆかむ

駒なめて いざ見にゆかむ ふるさとは
雪とのみこそ 花は散るらめ


今週末から2週間、 首都 ワシントン連邦区は 桜祭り。 人に誘われて早速、 花見をしてきました。 日の光に当たって外の空気を吸い、 人と話すのは、 気晴らしにとても良いし、 大好きな散歩も、 だいぶ出来ました。 今年は、 何度かお花見が出来ることになりそうです。



Washington DCの桜の中心は、Tidal Basinと呼ばれる、Potomac川から引き込まれたため池。南側にはJefferson記念館(右側、丸いローマ風建築)、北側にはWashington記念碑(左側、オベリスク)。首都計画に隠された象徴主義的男女については、ここでは触れまい、Da Vinci Codeの続編にでも任せておこう。Tidal Basinには上野の不忍池のような足漕ぎボートもある


Washington記念碑と桜。遠く日本からワシントンの桜を観光に来る物好きな方もいるようだが、ワシントンの桜は二つの理由により、日本の桜に劣る。1. 桜のすぐ隣に、より背の高い樹が植えてあって、桜が見劣りする。2. 桜も、いろいろな種類を混ぜて植えてあるので不揃いである


Washington記念碑の周囲のNational Mall(芝生の公園)では、今日は凧揚げ大会も行われていた


Bush大統領もヘリコプターでお花見か?


Washington記念碑


Jefferson記念碑





キーワード: ワシントン記念碑、ジェファーソン記念碑、タイダルベースン、タイダルベーシン、ポトマック川

2007年3月25日日曜日

Hoya Saxa!

Georgetownのバスケットボールは1985年の、Patrick Ewingが学生で活躍していた以来の準決勝戦進出である。コーチは奇しくも、当時のコーチJohn Thompson Jr.の息子、John Thompson三世である。しかも、名門North Carolina(Michael Jordanの出身校)を相手に、延長戦での逆転勝利。

遅い夕食を食べようとGeorgetownの町に出たら、酔った学部生たちが飲み屋街からキャンパスの方に向かってぞろぞろと帰っていた。Hoya Saxa!というGeorgetownの応援コールをみんなで叫んでいる。パトカー、騎乗警官も総出で、交通を止めて学生を通している。もちろんあちらこちらにテレビの中継車や、カメラマンが。議会もそろそろEaster休暇で、首都の記者たちは暇なのであろうか。


2007年3月22日木曜日

As you know, he's an extremely bright boy, but ...

「but」がポイント

Let's downplay the diagnosis

(著注:本ブログは多分に脚色を含み、現実の症例やできごととは必ずしも対応しない)

精神科の診断はもともと、主観的な要素が多いのかもしれない。日本だって、保険の適用の関係で診断名に幅が生じるというのはよくきく。

医師(親族に対して):
保険会社のこともあるし、はっきりと診断がつくまではdepressive disorder NOS (not otherwise specified; 抑鬱障害、その他)とか、より重篤な診断はやめておいて、念のためにadjustive disorder(適応障害)程度にしておきますね

DSMは不勉強だが、とくに社会的なきっかけもなく自傷行為をおこなっていたら、ちょっと範疇外になる気がする。だが、病名が重大になればなるほど、将来保険会社にはじかれる可能性が高くなる。あるいは、保険料を高くされる。民間保険会社中心の保険制度では、金儲けが主眼な訳で、当然そういうことになるだろう。そういえば最近、遺伝子検査の結果を保険会社が知ってはいけないようにする法案が、連邦議会に出されているらしい。