2007年3月22日木曜日

Let's downplay the diagnosis

(著注:本ブログは多分に脚色を含み、現実の症例やできごととは必ずしも対応しない)

精神科の診断はもともと、主観的な要素が多いのかもしれない。日本だって、保険の適用の関係で診断名に幅が生じるというのはよくきく。

医師(親族に対して):
保険会社のこともあるし、はっきりと診断がつくまではdepressive disorder NOS (not otherwise specified; 抑鬱障害、その他)とか、より重篤な診断はやめておいて、念のためにadjustive disorder(適応障害)程度にしておきますね

DSMは不勉強だが、とくに社会的なきっかけもなく自傷行為をおこなっていたら、ちょっと範疇外になる気がする。だが、病名が重大になればなるほど、将来保険会社にはじかれる可能性が高くなる。あるいは、保険料を高くされる。民間保険会社中心の保険制度では、金儲けが主眼な訳で、当然そういうことになるだろう。そういえば最近、遺伝子検査の結果を保険会社が知ってはいけないようにする法案が、連邦議会に出されているらしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿