無害な検査などない。特にX線をたくさんあてるCTなんて、当然、癌のリスクにつながる。もちろん、CTによる診断で得られる効用のほうがどう考えても大きい場合もあるが、そういった複雑な臨床的判断の全体像は、なかなか数字にはしにくい。統計というやつは、複雑に交錯する非線形な「ファジー」には、基本的には対応できないのだ。
日常にしても、医療現場にしても、常識が通じない社会。それがアメリカ式なのだ。インパクトファクターの高いジャーナルで取り上げられてはじめて、大騒ぎ。ハリウッドの追星と、一緒。
日本で大学を卒業後、Georgetown大学School of Medicine(医科大学院)のMD/PhD課程で学んでいます(MD/PhD 7年次、M3相当)。
研究は現在、ドイツMagdeburgのLeibniz脳生物学研究所が本拠地です。当面は病院実習の日記が中心になると思います。
ブログの方針については、こちらをご覧ください(著注:本ブログは多分に脚色を含み、詳細は、現実の症例やできごととは対応しない。)
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