天国のように暇だった眼科に次いで、今年最後のお題は脳外科二週間。専門外科では唯一、当直を課されている。初日は6時から開始。いきなり、3時近くまでぶっ通しのT12-L5 XLIF(歪んだ脊柱を固定する手術の一種)。しかも、定期的に写真を撮りながらの手術なので、術中の6時間くらいは重い鉛を着て、死にそうだった。
しかも、レジデントがいなくて、例によって1階級特進の第一助手。最近こういうことが多いのは、年度の終わりに向けて、レジデントたちが休みを取ったり、面倒くさいルーチン症例に消極的になっているためだろうか。隣の部屋でやっていた、巨大髄膜腫(頭蓋骨を食い破って、実に漫画のシンプソンみたいにあたまが隆起)は、やけににぎわっていたようだが、それを尻目に若い指導医と黙々とspinal surgery。せっかくの脳外科なのだから、ぼくも、脳を少しはみたいものだ。
まあ、整形外科でも脊柱は若干さわったので、pimpなども抜かりなく瞬時に合格。小さな穴からやる手術なのだが、脊椎の解剖も最近やっとだいたい頭に染みついてきたので、ほとんど何も見えなくても無事助手が務まった。
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