2010年2月6日土曜日

チャイゴ

夕食を準備しながらふとラジオをつけたら、チャイコフスキーの5番。なぜだか、深く、心に響く。そういえば、学部卒業でアメリカに戻ってMD/PhD課程をはじめる準備をしていた2002年の春も、チャイコフスキを聴いていたような気がする。弦組曲とか。

深い雪の中から春が生まれ、新たな一歩を踏み出すときには、チャイコフスキーなんかが、ちょうどよいのかもしれない。なぜだかチャイコフスキーは雪の中から顔を出す蕗の薹のイメージである。

ブラームズはあまりに暗いし、ベイトーベンはあまりに超越している。モーッツアートは無邪気すぎるし、メンデルゾーンとかシューマンあたりはセンチすぎる。ワグナーにしたってマーラーにしたってああいうのは頑張りすぎで、気乗りしないときは疲れてしまう。ドボルジャークは泥臭すぎ。

来月は、サンフランシスコにてオーディション実習。6月あたりはボストンにいくかもしれない。で、7月からは晴れてドイチュにてHerr Doktor Doktor Takagaki。雪に降り篭められては入るが、春は近い。

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