研究医になるまでに取れる、いろいろな科研費などの話。面倒くさいから詳細は省く。
一点だけメモ。研修を終えてからポスドクを行うとしよう 1。ごく普通の科研費(R01)でもたとえば、ボスが申請すれば、通常の科研費に上乗せしたadministrative supplementとして、研究医の給料が高い分だけ、役人の一存で科研費の支給額を追加できるらしい。それだけNIHは研究医を切望しているとのこと。
ところで、参加していたNINDSのtraining担当(各種の大学への補助金、個人奨学金、若手科研費など)に、終了後、NIHのお金があたったら日本などに持ち帰ることはできるか、と質問した。調べないと分からないが、多分ダメだろう、という。そういう動き方をしたいのなら、Human Frontierのような、国際的なお金じゃないかな、と。まあそれは当然なのだが、もしもこの研究医へのパスを順当に進むのであれば、アメリカで骨を埋める、とまではゆかなくとも、独り立ちしてキャリアが安定する40前後までは、日本には戻れない、ということであろう。
1. 研究医は研修後、2年程度ポスドクを行ってから独立して自分の研究室を持つのが標準的、かつ賢明なコースであろうとのこと。フツーのPhDたちが5年とか10年とかポスドクをやっているのに惑わされないように、とのこと。
2007年6月23日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿