アメリカ経済(国際経済?)は倒壊の瀬戸際をうろうろしているが、今日病棟で投資銀行の人たちが話題になった。
「あら、大学の同級生でもいたわ、投資銀行に勤めるんだといって浮かれていた人。」
「今頃になってみんな首だわ~!」
「医者は10年近くもトレーニングが必要な割には給料も高くないし、勤務も厳しいけれど、職業の安定としてはやっぱり一番かもしれないわね。」
「今頃、ニューヨークあたりの精神科はこれから大変じゃないかしら?Lehmanとかに勤めていたnarcissistたちがみんな一斉に鬱とかになるでしょうから。」
これ、このままいくと、ニューヨークに限った問題で収まるかは、まったく不明ではあるが。
そういえば、時事的な発症とか、時期的な発症とかはよくあるみたい。たとえば僕らの精神科の一ヶ月はちょうど8月末から9月末で、ちょうど新学期にあたった。だから、躁のfirst breakの症例もいくつか見ることができた。あと、開業精神科医は8月あたりに休暇をとることが多く、普段の精神科治療が途切れてしまったことから悪化して入院する患者も何人か、いた。
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