だいぶ、pimpを受けるのも上手くなってきた。今日の休日回診では、指導医とのKabuki danceが我ながら上手く壺にはまったので、日記す。(アメリカでは型に嵌った所作を、Kabuki danceと呼ぶ)。
中年女性、総胆管嚢胞摘出後2年目(現在ローテーションしている移植外科は、部長先生がhepatobiliaryも時々やっている。)原因不明の1ヶ月にわたる右下腹部痛で、緩急はあるものの全体的に徐々に悪化しており、時として下痢を伴う。CTは盲腸から上行結腸に渡って、炎症反応陽性。白血球など、ちょっと高め。IBDの類については、スコープ含め陰性と診断されたばかりである。PSHはappendectomyだけ。
そこでいろいろな鑑別のdiscussionとなった。(ちなみに今日のattendingは移植外科で唯一、真人間。人がいいルイジアナのおっちゃんで、やたら外科史についてpimpするのが大好き。)
指導医
「Can a patient get appendicitis after appendectomy?」
(このleading questionの答えは当然「yes」なのだが、そう答えればいい、というものではない。指導医の意図は、appendectomy後でも場合によっては取り残しの部分中心に感染する可能性はある、という点を強調したいのだ。簡単に「yes」といってしまっては、pimpの腰を折ってしまう。)
K
「I would think that's HIGHLY unlikely.」
(↑このあたりがpimpee道の極意。正しい答えでありながら、指導医の意図を汲んでpimpの流れを阻まない。)
指導医
「Well, it does actually happen. I had a patient once... (一頻り、思い出話). OK, then what do you call inflammation of the cecum independent of the appendix?」
(↑Pimpの流れには起承転結があるのだが、思い出話だけではうまく一連の話がまとまらないので、最後に切り返し。)
K
「typhlitis」(運良くすぐ答えが口をついてでてきた)
指導医
「Good. And how would you treat?」
K
「Well, she isn't acute or immunosuppressed, we could just try her on some Flagyl.」
(↑きちんと、移植外科医なりの結びにつなげられるよう、誘導してあげなければならない。)
指導医
「OK, that's a reasonable thought. But you raise a good point, typhlitis is a serious problem in immunosuppressed... 云々」
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