2008年10月30日木曜日

Rigor mortis

今日は月末で、給料日恒例の寿司の日。近所の寿司屋の若大将と話していたら、プリプリした鮮度のいいホタテの話から、魚の鮮度と死後硬直の話になった。

貝類は総じて、死後すぐにぬめぬめして食感が失われるという。一方魚は、取れたてしばらくは死後硬直が激しくて、むしろ食感が悪いそうだ。で、凍らしたり、脊髄に針金を通したりすると、死後硬直の具合がまったく変わるという。

基本的には神経細胞は比較的すぐに死んでしまうのだが、殺してすぐに脊髄に針金を通すことで死後硬直が変わってくるとしたら、神経科学の観点からも面白い可能性がある。それは、脊柱の神経を瞬時に抹殺することによるのか、それとも、末梢神経をうまい具合に発火させることによるのか。あと、僕自身学部の出身が農学系なので、いずれ暇があったら、畜産・水産とからめてそんな死後硬直の研究をするのも、若干morbidだが面白いかもしれない。文献を探して、先行研究がなければ、の話ではあるが。

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