戦場で、特例の昇進。これを、field promotionという。外科では、危急に人手が必要となることが多いので、時々、これが起きる。
今日はシニアレジデントと指導医の難しい大腸再吻合に入ったのだが、途中で隣の部屋の気管切開周りがおかしいことになって、緊急にシニアが引き抜かれた。よって、30分だけ、第一助手というのか、前立ちというのか。まあ、あまり難しい部分ではなかったしとても親切な指導医だったので、どうということはなかったのだが。
それにしてもこの手術、一緒に回っている女の子と急遽交代して13:00すぎから、患者を入れるところから入ったのだが、終わったのは21:30。8時間たちっぱなしだった。しかも、体重が重い人で手術歴も多いのであけるのが大変。「waterskiing」というのか、Kocherみたいなので筋膜を体重をかけてひっぱたり、結構な運動であった。
手術とか解剖とかは、ハンバーガーみたいなものが食べたくなったりする。近所のおいしいハンバーガーやさんで並びながら、1時間足らず前に人の腸管を手にしていたことにはっと気づく。動く。そして、生ぬるい茹ですぎの伸びたうどんの感じでしょうか。
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