2009年4月3日金曜日

Professional Retractor

今週はひたすら、レトラクタを引っ張っていた。一般外科のチームなのだがなぜか甲状腺が多く、今週は10症例くらいやったのではないだろうか。甲状腺は神経、動脈、静脈、気管、副甲状腺など、いろいろと重要な場所にあるが、首筋に傷が残るのであまり派手には開けない。でも、結構派手にひっぱっりながらやるので、気は抜けない。

だから、retractionが便利なわけで、甲状腺があると必ず、チームの学生2人のうちどちらかがscrub inしろということになる。まあ、見物だけでなくてなにかしら役割を果たせるのはよいが、今日なんか3例もやって、3件目は昼食後でもあり引っ張りながら目が閉じないようにがんばるので精一杯だった。今日の3例は、もう5症例以上scrub inしているattendingなので、いわれる前にどこに動いてどう引っ張ればよいかが完全に読める。楽といえば楽ではあるのだが、逆に緊張感が薄れて眠い。転移性の主要でリンパ節などを取り始めたりすると、丁寧な指導医だと簡単にすぐ4,5時間立ちっぱなし。変な姿勢で引っ張ったりするから、肩がこる。

明日の朝の回診で術後の経過を5年目レジデントに報告することになるのが、最後に縫合しながらいくら考えても、誰がpapillaryで誰がmedullaryで、とか、ぐちゃぐちゃになって、患者さんの顔すら浮かばなくなってきた。しかも明日(土曜)の休日当直は5年目シニアと、口腔外科(歯医者さん)の2年目レジデントと、僕だけ。結構、働かなきゃならなさそうだ。シニアが6:30に始めるというから、明日は4:00前から一人で回診の準備を始めないと、間に合わなさそうだ。歯医者さんは遠くに住んでいるので、きっと6:00近くにくるだろう。今日(金曜)は症例があまりに多かったので、明日の朝、気が重い。まだ夜8時だが、もう寝た方がよいかもしれない。

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